月経をポジティブに♪HAPPPY(ハッピー)プロジェクトとは?

日々のあれこれ:Daily

今回は、ボディヒンツ運営元である下着インナーメーカー・株式会社タカギのCSR活動について、ご紹介します!

HAPPPYプロジェクト~Peaceful and Precious Period~

株式会社タカギでは、1930年の創業当初からサニタリーショーツを研究し、月経と向き合ってきました。
その経験を活かし、『月経教育支援』という形で社会貢献活動を行っています。
生理について、正しい知識と対処方法などを紹介し、生理とポジティブに向き合えるようサポートしていくプロジェクトを「HAPPPYプロジェクト」といいます。

活動の様子をお伝えします!

普段は主に、ボディヒンツのお客様対応を担当しているスタッフKが、先日、新たなメンバーとしてプロジェクトに参加してまいりましたので、その活動の様子をレポートしたいと思います!

HAPPPYプロジェクトのメンバーは、タカギのいろんな部署のスタッフが集まっています。
月経教育というと女性のイメージがあるがしれませんが、このプロジェクトには男性スタッフもメンバーになって一緒に活動しています。
また講義自体も、女子生徒だけでなく男子生徒にも行っており、どちらのチームにも男女のスタッフがいるようにチーム分けをしています。

講義内容はどうする…?

今回は高校1年生への講義でした。
いつもは小学校の高学年の子供たちを中心に講義を行なっていたため、今までとは少し違う講義内容を男女各チームとも考え直しました。

わたしは女子生徒チームの担当として参加しましたが、事前に学校の先生にアンケートの協力をお願いし、生徒たちの悩み事なども知ることができたので、思春期の子供たちに生理について、わかりやすく伝えるための打ち合わせを重ねました。

あらためて月経についての知識を深めるため、いろいろ調べ物をしたり、自分の子供たちにも気になる点を聞いてみたりしました。
月経についてこんなにきちんと向き合ったことがあったかな…と、わたし自身とても貴重な経験となりました。

事前準備の様子

具体的な準備作業としては、講義のスライド作り、資料作り、そして台本作りです。
普段使わない言葉にはふりがなを振ったり、より伝わりやすく分かりやすい言葉に変えたり、退屈せずに興味を持ってもらえるようにと、意見が出ます。

そのほか講義で使うナプキンやサニタリーショーツをセットしたり、備品のチェックをしたりと細々した確認作業がありました。
経血量を分かりやすく伝えるため、タカギ社員のアンケートを元に説明もします。

ワッペンに思いをこめて…

当日講義を受けていただいた生徒のみなさんに、女の子にはタオルハンカチに見えるナプキンもしまえるポーチを、男の子にはタオルハンカチを記念品として配ります。

このプレゼントは、社内のプロジェクトメンバー以外のスタッフの協力も得て、準備をしています。
ミシンの作業に慣れないスタッフも、生徒のみなさんがこのポーチやタオルハンカチを手にしたときに、今日の講義を思い出してもらえたらいいなと、1枚1枚に思いを込めて、HAPPPYプロジェクトのワッペンを縫い付けました。

講義当日の様子

当日、わたしたちが教室で準備をしていると、早く席に着いた生徒たちは声をかけてくれたりしてくれたので、この授業を前向きに思ってくれているようでした。

チャイムが鳴り講義がスタートすると、想像していたよりも生徒たちは素直に聞いてくれました。
女子生徒向けの講義でしたが、自分の身体に起きていることは、やはり自分ゴトととらえているため、みなさん熱心に取り組んでいただけたのかなと思います。
最後に質問タイムを設けたのですが、たくさんの質問が飛び出し、時にはわたしたちも一緒に考えながらお話することができました。

今までは月経について気になっていることも、なかなか口に出して話す機会が少なかったと思います。
そのあと生徒同士でも話してる姿を見ると、なんとなく聞きにくいことと思っていた生理のイメージが少しポジティブに捉えることができたのかなと、手応えを感じることができました。

「月経」をポジティブに♪

この講義を通して、わたしたちが伝えたことは、「自分のことを大切に思ってほしい」「困ったことはまわりの大人に聞いてね」というシンプルだけど大切にしてほしいことでした。
体の変化は大人になる準備として成長している証。今日がそういったことを考えるきっかけになればいいなと思いました。

ちなみに男子生徒の講義では、「月経」の仕組みを伝えるだけではなく、お買い物シュミレーションなどを通して、生理中の女性がもらうとうれしい食べ物などをゲーム形式で考えてもらいました。
男子生徒にとって月経は他人ゴトだったと思いますが、今日のように自然な形で、少しでも家族や友人への理解が深まるといいなと思います。

講義を終えて

後日、先生より講義を終えたあとのアンケート結果をいただき、生徒のみなさんの反応が良くうれしくなりました。
女子生徒はポーチを喜んでくれてましたし、また男子生徒のみなさんには、名前くらししか知らなかった「生理」について少し関心ができたことがアンケートからうかがえました。

女性にとって約40年ともいわれているこれから長く続く生理。少しでもポジティブなものとして、捉えてほしいなと心から思いました。

また今日の講義をきっかけに親子で話したり、友達同士でも思いやれたりできたらいいなと思います。
わたし自身も準備段階から、あらためて月経に対しての知識を深めたり、他の人のお話を聞いたり、また自分の子供に改めて伝えたいことができたりと、とてもいい機会となりました。

まとめ

今は以前に比べて、女性の性についてとてもオープンな時代になってきていると感じます。
あわせて便利な生理用品もたくさん目にする機会があります。
ぜひみなさんも、長く続く生理を、ポジティブなものとしてとらえていただけたらと思います。

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