「シルクが肌に良い」「シルクが冷えとりに良い」というイメージは多くの人が持っていると思います。
天然繊維だし、なんとなく良さそうとは思うけど、でもどうしてシルクがそんなに良いの?薄いけど本当に冷えとりになるの?着るだけでデトックス?
今日はそのあたりの疑問について、詳しくご説明します♪
シルク(絹)と人体には共通のアミノ酸が・・・
シルク(絹)は、みなさんご存知の通り蚕(かいこ)の繭(まゆ)からできていますが、実はシルクは人間と共通した18種類のアミノ酸(タンパク質を構成する物質)で構成されているんです!
絹繊維の表面を保護している「絹セリシン」という成分があるのですが、絹タンパク質の主成分「フィブロイン」に含まれる18種類のシルクアミノ酸とセリシン成分が、細胞の活力を高めてくれるとして、今注目を集めています。
人体と共通の成分が含まれているからこそ、シルクを一度身に着けると“肌着にするにはもっとも快適な繊維”と言われていることが、肌で実感できると思います。
どうしてデトックスできるの?
シルクの原料である蚕の繭は、本来は蚕が大人になるためのものです。繭の中で幼虫がさなぎになり、さなぎから成虫になる過程で、繭はしっかり新鮮な空気を取り込み、汚物を吸い取って排出します。
繭にはもともと内からの汚れを外に出し、外の悪いものは入れないといった機能があり、それが“デトックス=毒出し”効果を生み出している理由なんです。自然ってすごい!
冷えとり効果は?
また、繭の中の幼虫が快適に過ごせるように、繭には常に適度な温度を保つための機能があります。そのためシルクは吸湿性・放湿性が高いんです。
特に、絹の下着の上にコットンなどの天然素材の衣類を重ねて身に着けると、より高い冷えとり効果が発揮されることも◎
冷えとりは足元から
特に、足元の肌着《=靴下》も併用して行うと、さらに効果的です。足は体内の毒素が最もよく出る場所で、足の指と指の間は特に多量の汗が出ます。絹には悪い成分を吸い出す力があるので、肌側には絹が触れるよう「絹→綿→絹→綿」と重ねて履きます。
絹と絹の間に他のものを挟むことで、その効力が増すため、重ねれば重ねるほど毒素吸収能力が上がり、冷え取りなら4枚以上重ねて履くと効果的なようです。
シルクは古来より最高級繊維
最初にも書きましたが、古来からシルクは肌に触れる下着としては最高の織物でした。そして、それは化学繊維の発達した現代でも変わりません。
夏場涼しいと評されるサラサラ化繊素材(ポリエステル混素材)には、肌に大事な水分も奪い取ってしまうデメリットがあるのです。
数十年後、数百年後には、もっと化学繊維が進化しているかもしれませんが、今はまだ、蚕が生み出すシルク以上に快適な繊維はないのではないでしょうか。
冷えや乾燥に悩む女性ほど、シルクが肌着としてオススメの素材だと思います。お肌に悩みを抱えるあなたに、、、一度ためしてほしい“シルクの肌着”。
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