先日、生地の編立工場にいってきました!
ボディヒンツの商品にもある「シルク」や「米ぬかガーゼ」を編んでくださっている【株式会社コメチウ】さま。
新入社員の私にとっては、初めての編立工場。そこで感じたこと、学んだことについて、お話ししたいと思います。
今着ている服も、身につけている下着も、もともとは1本の”糸”だった
デリケートなお肌をいつも心地好くつつみこんでくれるインナーですが、実はインナー自身もとってもデリケート。
なぜならインナーは、生地になる前の”糸”のときから、とても繊細でデリケートだからです。
工場にやって来た糸は、時に、巻きなおしや、ニスのコーティングをしたりして、綺麗なコンディションに整えられ、そこからやっと編み機で生地になっていくことができます。糸のときから、こうしてこだわりが込められているんですね…。
その糸はゆっくりと回転する編み機にセットした何千本もの針でつづられていきます。そして、やがて生地となり、裁断や縫製など沢山の工程を踏んではじめて服や下着になるのです。
デリケートな糸も、こうして一歩一歩段階を踏み、はじめて私たちのお肌を守る逞しいインナーとしてデビューする訳ですね!
1本の糸が生地になるまで過ごす場所
編み立工場の中には、沢山の編み機が堂々とたたずんでいます。
工場の扉をあけた途端、まるで別世界に来たかのように感じました。
頭上には上質な糸のコーンが並び、
糸の繋がる先では、働きものの針たちが無数にいて、足元の方では編まれた糸がクルクルとまわって、まるで踊っているかのように見えます。
編みあがっていく生地がライトアップされていて、操り人形の舞踏会にお邪魔している気分でした!
沢山種類のある編み機を、ひとつひとつご紹介してくださる社長。
編み機にも、それぞれ特徴があり、機械とはいえ、編立工場のいち職人さんとして大切にされているんだなあと感じました。
この沢山の針の数や並ぶ位置など、1本1本手作業で変えることで、できあがる生地の編み目を調節しているそうです。
機械だからといって勝手に仕上がるわけではなく、人の手があってこそ、完成できる…なんだか素敵ですよね。
編立工場で1本の糸がこだわりの詰まった生地となっていくように、私も沢山の時間を大切に重ねていきたいです。
そしていつかお肌をやさしく包み込むインナーのような逞しい女性になっていきたいです!
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