女の子は一般的に10歳前後から、からだと心に変化が現れはじめると言われています。しかし、からだの成長は個人差が大きく、はっきりいつからというのはありません。
お子さんも親御さんも、成長するにつれて、胸の膨らみが気になり始めたり、生理がそろそろ始まるのかな…と、気になることが増えてきますね。
お子さんは、その変化に不安を感じていたり、うまく相談できなくて悩みをかかえているかもしれません。
いちばん身近な存在の親御さんは、日ごろからお子さんと学校の様子やお友達のことなど、気軽に話せる関係を築けるように、本日は、初めてのブラジャー「ファーストブラ」についてのお話です。
ファーストブラはいつからつければいいの?
最近だと10歳を「1/2成人式」といい、ちょうどお子さんの成長を実感するタイミングになります。
そんなときに体の成長や心の変化について、お話しする機会を持たれてはいかがでしょうか。
また新学期などは、学校用品なども買い替え時期になりますし、それに合わせてお子さんのインナーについても見直すようにしてもいいかもしれません。
ファーストブラを選ぶ前に…
思春期のお子さんは、ブラジャーに対する抵抗感や、恥ずかしい気持ちもあり、ファーストブラについて話すきっかけやタイミングが難しいかもしれません。
そろそろバストが目立ってくるし、早くつけさせた方が良いのでは…と親御さんの気持ちが先走ってしまわないように、以下のことに注意して、ファーストブラデビューに備えましょう。
ポイント1:何気ない会話のなかで、ブラジャーに対する興味を確認する
普段からコミュニケーションを大切にして、お風呂に入るタイミングなどで、身体の成長や変化について、さりげなく聞いてみるのがおすすめです。
洋服を買いにいくついでに、下着やブラを見てみるなど、お子さんが意識し過ぎないように自然な流れを心がけましょう。
ポイント2:ムリにつけなくても大丈夫
もし、ブラをつけるのを嫌がった場合は、無理やりつけさせる必要はありません。最近は、ブラトップやブラキャミなど、カップつきインナーの種類が増えています。つけたくない理由を聞き、ブラの必要性を説明してあげましょう。
ポイント3:ブラの素材にも気をつける
記念すべきファーストブラは、見た目のデザイン重視で選びがちですが、汗をよくかく活発な時期のお子さんには、ブラの素材にも気をつけて選んであげてください。
せっかくブラデビューしても、アンダーバストに汗疹ができたり、肌がかぶれてしまったら大変です。コットンやシルクなど、天然素材のものがおすすめです。
ファーストブラの選び方
ファーストブラの選び方には、胸の成長に合わせて、大きく3つのステップがあります。
STEP1:カップつきブラトップ(ブラキャミソール)でやさしくカバー
バストに変化があらわれ始めるのは、初潮の1年ほど前からといわれています。
まず最初に、バストトップの周辺がふくらみ始め、バストの先がチクチクしたり、洋服にこすれると痒くなったり、痛みを感じることもあります。
Tシャツなどの上からでも目立つことがあり、体操服1枚で過ごすことに不安を感じはじめます。
その時期から、デリケートなバストトップをやさしく守る「カップ(パッド)付きのブラトップやブラキャミ」をつけ始めることがおすすめです。
早くから気にしていても、なかなかママに言い出せない子もいれば、からだの成長は始まっていても、まだまだその変化に気づいていない子もいます。
お子さんの変化に気づいてあげれるように、日ごろからコミュニケーションをとるように心がけましょう。
また、運動量が多く汗をたくさんかくことが多いため、綿100%など天然素材のものを選ぶのもおすすめです。
STEP2:ソフトブラでバストをやさしくホールド
初潮が始まる頃には、少しずつバスト全体がふくらんできます。
ブラをつけていないと、揺れや痛みを感じることがあり、今までの下着では動きにくさを感じ、お子さん自身も変化を感じ始めます。
その頃の子供たちは、大人が思っているより、体育や遊びにとても活動的です。バストをやさしく包んで、身体の動きを妨げない「ソフトブラ」に切り替えていきましょう。
STEP3:バストの成長を妨げないやさしいブラジャー
しっかり大人の女性の胸に近づいてきたら、まだまだ成長中のバストをしっかり支える「カップ付きブラジャー」を使いはじめましょう。
バストが丸く成長する時期に、サイズの合わないブラや、締めつけるようなブラをつけると、まだまだふくらむバストの成長を妨げてしまいます。
サイズはきちんと測って、お子さんの成長に合ったブラを用意してあげましょう。
サイズだけでなく、最近は敏感肌(アトピー)の子供も増えています。
コットンやシルクなど、できるだけ肌にやさしい天然素材を選んで、未来のお肌を守ってあげましょう。
まとめ
今は、お子さん自身が、知りたい情報を簡単に調べることができる時代になりました。
特に、聞きにくいことや相談しにくいことは、間違えた情報のまま自己解決してしまう子もいます。
親御さんが正しい知識をもって、お子さんのからだと心の変化に寄り添いながら、やさしくサポートできるといいですね。
また、ジュニア向けのインナーも、種類が増えデザインも豊富になってきました。洋服を選ぶように、親子で楽しくインナー選びができるといいですね。
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