女性の身体は、月経・妊娠・産後・更年期などライフステージごとに女性ホルモンが大きく影響し不調を感じることがあります。
こういった女性特有の健康問題については、長い間タブー視され隠すものとされてきました。
しかし近年では、女性の社会進出が進んだことで注目が集まり、女性たちが声を上げやすく生きづらさを感じないような社会へと変化しています。
女性特有の健康のお悩みについて考える上で欠かせないフェムケア。今回はフェムケアについてご紹介します。
フェムケアとは
Femcare(フェムケア)とは、女性を意味する「Feminine(フェミニン)」とお手入れを意味する「Care(ケア)」を、かけあわせてつくられた言葉です。女性の健康や身体のケアに関する商品やサービスなどのことを指します。
本来は月経関連や更年期障害など女性特有の身体の不調に対するケアを指す言葉として使われていましたが、近年では女性のQOL(生活の質)向上に関する幅広い商品やサービスのことを指すようになりました。
フェムテックとの違い
フェムケアとよく似た言葉に、フェムテック(Femtech)があります。
どちらも女性特有の身体の不調に対するケア商品やサービスのことですが、
フェムテックは女性を意味する「Feminine(フェミニン)」と「Technology(テクノロジー)」をかけあわせてつくられた言葉で、
AIやデジタルテクノロジーを使って女性の抱える健康問題を解決するための商品やサービスのことを指します。
フェムテックについてこちらのブログで詳しく紹介しています。
フェムケアの世界的な広がり
日本ではここ数年で「フェムケア」に関心が高まり、広まりつつあります。
女性の社会進出に伴い、生理痛やPMS(月経前症候群)など女性特有の身体の不調に対する関心が強まり、SNSなどで発信する人が増えました。
2015年9月に国連サミットで採択されたSDGs(持続可能な開発目標)にある目標5「ジェンダー平等を実現しよう」はフェムケアに大きく関わっています。
ジェンダーによる格差をなくしていくためには、性別問わずに働きやすく、活躍しやすい社会にすることが大切です。
女性にとって働きやすい環境づくりや健康問題を解決するために、フェムケアは注目を集めています。
先進国の中でも日本はジェンダーギャップ指数(性別による格差)が低く、世界と比べてまだまだ認知度は低いです。
市場規模は世界的に拡大傾向にあり、国内外問わず今後も拡大し続けていくことが予想されています。
代表的なフェムケアアイテム
フェムケアの代表的ものといえば、吸水ショーツや月経カップ、布製ライナーなど生理中の不快感やストレスを軽減してくれるアイテムです。
毎月訪れる生理。生理用品に新しい選択肢が増え、⾃分に合ったものを選ぶことは女性のQOL向上につながります。
⽣理期間を少しでも快適に過ごすためのアイテムを、意識して選んでみませんか。
布製パンティーライナー
肌にあたる面に国産シルク生地を使用した、肌にやさしいデイリーパンティライナー。
薄いため着け心地もゴワゴワせず、ストレスなくお使い頂けます。
紙ナプキンによる不快なムレや肌かぶれでお悩みの方にもおすすめです。
布ナプキン
デリケートゾーンの皮膚は特に薄く、生理中は経血や生理用品によってムレやすく、かぶれやかゆみを引き起こしやすい状態です。
布ナプキンシリーズ【エコナップ®】は普段のショーツと同じ感覚の肌あたりなので、不快感なくお使い頂けます。
また、洗濯してくり返し使うことができるのでゴミにならず環境にやさしいのもポイント。
サニタリーショーツ
生理中に欠かせないサニタリーショーツ。ナプキンのズレや経血漏れを防いでくれます。
ボディヒンツのサニタリーショーツには、綿混防水布を使用しムレにくく、さらに消臭加工付きでイヤなにおいを防ぎます。
性別問わず誰もが自分らしく生きられる社会をつくるために、欠かせないフェムケア。
女性の社会進出やジェンダー平等が進み、これからさらに注目されていくことでしょう。
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