【SDGs】私たちにできること【下着編】

【SDGs】私たちにできること【下着編】 日々のあれこれ:Daily

SDGs(エス・ディー・ジーズ)とは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称です。
2015年9月の国連サミットで採択されたもので、国連加盟193ヵ国が、2016年~2030年の15年間で達成するために掲げた17の目標です。

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前回の【SDGs】私たちにできること【生理編】の続きで、今回は【下着編】です。
毎日身に着ける下着で、SDGs活動に貢献できる?!本日も最後までお付き合いくださいませ☆

SDGs目標12「つくる責任 つかう責任」

「つくる責任 つかう責任」は、「持続可能な生産消費形態を確保すること」を目的としています。少ない資源で、より多くのものを得られるように、生産や消費ができる仕組みづくりが求められています。

わたしたちの生活に欠かせない「衣食住」の中で1番問題になっているのが、前回、”日々の暮らしの中で簡単にできること”として取り上げた、食品ロス(食品廃棄)問題です。

そしてもう1つ、大量生産・大量消費の問題になっているのが、衣服(ファッション)です。

エシカルファッション

エシカルファッション

エシカルファッションとは、環境問題だけではなく、労働問題や社会問題にも配慮した素材選び、生産から販売までをおこなっている「人・環境・社会にやさしい」ファッションのことです。

2004年にフランスでエシカルファッションショーが開催され、ヨーロッパを中心にムーブメントが起こり、少しずつ世界に広まっていきました。

エシカルファッションが重視されるようになったのは、2013年にバングラデシュにあるファッションブランドの縫製工場が入ったビルで起きた崩落事故が発端です。ファストファッションが主流だった当時、労働者を低賃金で雇い、危険な現場で働かせていたために起こった事故でした。
これをきっかけに、アパレル企業は生産現場に責任を持つべきだという原則から「倫理的な」ファッションが求められ、「エシカルファッション」に取り組むようになりました。

「サステナブルファッション」=「持続可能なファッション」も成り立ちは違えど、現在では同様の意味で使われていたりします。
リサイクルを含めた環境問題に取り組む「サステナブルファッション」、人権や社会に対する配慮が強い「エシカルファッション」とイメージする場合もあります。

エシカルファッション:10の基準

“地球と人に優しいファッション”を目指すうえで、2004年に設立されたエシカルファッション推進団体『The Ethical Fashion Forum』で基準を定めています。

・安価で使い捨て型の「ファストファッション」や環境に害のあるファッション消費に反対する
・生産において労働者の賃金・権利・労働環境を守っている
・持続可能な暮らしのサポートになっている
・有毒農薬や化学薬品の使用問題に取り組んでいる
・環境に優しい繊維や素材(天然素材)を使用、または開発している
・水の使用量を最小限に抑えている
・リサイクルやエネルギー、ゴミ問題に取り組んでいる
・サステナブルなファッションを開発、促進している
・環境に対する人々の意識を向上させる取り組みをしている
・動物の保護に取り組んでいる

エシカルファッションの素材例

オーガニックコットン
エシカル素材の代表です。他の農産物と同じように農薬や化学肥料を3年以上使っていない土地で栽培される綿花を原材料とする綿織物。


麻は環境負荷が少ない天然繊維です。水をほとんど使わずに成長し、通常は化学肥料や農薬を必要とせず、収穫量が多いです。成長するにつれて雑草を排除し、土壌を改善することができます。

テンセル(リヨセル)
持続可能な方法で調達した木材を原材料としており、製造過程で環境負荷が少なく、繊維製品は土壌で生分解されます。汎用性があり、コットンやウール、シルクなど幅広い布地・織物と組み合わせることができ、吸湿力や肌触りに優れています。

テンセル、麻素材

エシカル消費とは

低価格のファストファッションと比べると、エシカルファッションの製品は高価に感じてしまうかもしれません。
すべてをエシカルファッションに変えることが難しい人でも、「エシカル消費」の考え方で、できることはたくさんあります。

・安いものをたくさん買わず、良いものだけを買う
・丁寧に着て長持ちさせる
・リサイクル、リメイク、レンタルする
・日本製を買う

最後の「日本製を買う」は、地域の産業を保護でき、近くで生産されたものほど輸送距離が少ないので、CO2排出量がより抑えられるという利点があります。

日本製を買う

SDGs:私たちにできること…毎日の下着を変えてみる

毎日身に着ける下着は、洋服よりも消耗が早く、安価な化学繊維の下着を買ってしまいがちです。
天然素材の肌にやさしい下着に変えると、自然と環境にもやさしい下着を選んでいることになります。

テンセル™繊維の下着

吸水性、速乾性が高く、ソフトでなめらかな肌触りですが、適度な弾力もあり、上品な光沢感もあります。天然の繊維素分子を生かしているため、微生物の働きによって分解し、最終的には土にもどっていきます。原料から溶剤の選び方まで、環境にやさしいエコロジー素材です。

テンセルショーツ テンセルショーツ ハイウエスト

コットン100%の下着

スーピマコットン100%の最高級極細80綿糸で編んだニットガーゼ2枚を接結した「エアリーガーゼ」生地。接結面は最小限の「点」でとどめ、2層の間に空気が通るため、軽くて柔らかく、通気性・吸水性に優れ、夏はサラサラ、冬はあたたかい着心地です。

コットンガーゼブラショーセット コットンガーゼ上下セット

オーガニックコットンの靴下レッグウォーマー

コットン靴下 レッグウォーマー

まとめ

SDGsへの取り組みとして2回にわたってご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
将来の自分の身体、肌のことを想うと同時に、未来の地球にもやさしい下着選びで、私たちにできるSDGs活動を1歩ずつはじめていきましょう。

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