ボディヒンツの商品はどうやって作られているの?~現役デザイナーに聞いてみた!Vol.1~

ボディヒンツ商品開発の流れ 日々のあれこれ:Daily

日々の暮らしにやさしい下着『ボディヒンツ』。販売している商品はほとんどが自社企画の商品となっています。
今回は、商品デザイナーのIさんに企画開発の流れについて語っていただきました!
心地いい商品をお届けするために、何度も検討を重ね、細部までこだわって作られています。
ぜひ最後までお付き合いよろしくお願いします(^^)

ボディヒンツ開発の流れ

ボディヒンツには様々な素材やアイテムを取り扱っておりますがこれらのアイテムはどうやって考えられ、作られていくのか!今回は、商品の企画開発についてお話したいと思います。

大きな流れとしてはこのようになります。
情報収集
↓企画立案(素材選び、デザイン出し)
↓営業とのミーティング
※素材開発(新しい素材を使用するときは素材開発から企画がスタートすることも!)
↓試作サンプル
↓モニター(OKになるまで何度も実施)
↓アイテムパターン最終調整
↓本生産
販売へ

情報収集

ボディヒンツのコンセプトにあったアイテムを企画するため、今の市場や素材トレンドや、お客様のお声を参考にしつつ、こんなアイテムがあったらいいなを形にしていく工程です。

今販売中のアイテムとのバランスやお客様に喜んでいただけることをイメージしながら開発していきます。MD(販促マーケティング担当者)が指定した販売スケジュールに合わせて、開発スケジュールを組み企画をまとめていきます。

企画立案

デザイナーは企画案をまとめます。
定期的にMDと会議を行っていて、内容についてみっちり相談しながら進めます。
素材が売りのボディヒンツなので、素材の良さを活かしたデザインにしていきます。
どんな縫い仕様にするかも、かなりポイントになりますので理想のイメージをまとめていきます。

カラーについても素材の特性や全体のバランスを考えて決めています。
トレンドカラーや、ベーシックな人気カラーはもちろん、気分の上がるような今までは無かった素敵なカラーなどなど・・・まずはイメージで提案していきます。

ボディヒンツの商品ができるまで

営業とのミーティング

まとめた内容を営業にチェックをしてもらいます。ここでも、色々意見を交換し、デザイン案の中からデザインをセレクト。全く違う素材に変更になったり、別の企画に発展することもあります。
やはりお客様と直接接する現場の意見は重要なので、売れ筋やお客様の声を総合して商品案を固めていきます。ボディヒンツの商品ができるまで

素材開発

タカギではものづくり研究所という部門で、素材開発を行っています。
その中からボディヒンツに合う素材を選ぶこともあったり、新たに企画発信で開発をスタートすることもあります。

素材は糸から仕入れて編み立てる流れが主流です。海外から糸を仕入れて日本で編むこともあります。
ボディヒンツの商品ができるまで

何度も試作検討を重ねて生地を作り上げていきます。この工程はお話が長くなりますのでまたいつか、ご紹介できたらと思います。

試作サンプル作成

出来上がった生地を使用してサンプルを作ります。パターンも自社で作成しています。
タカギは創業90年の下着インナーメーカー。今まで培ってきた技術や、様々なノウハウを活かして試作サンプルを作成していきます。

イメージしていたデザイン、縫製仕様になるかを長崎にある自社工場と相談しながら決めていきます。
肌あたりの優しい、こだわりの縫製仕様は何度も相談しながら、時にはパーツ試作(部分的な縫製確認)もしながら進めます。

思い通りに仕上がるまで試作を繰り返します。1度で思い通りに上がることはマレで2、3回ぐらい試作を繰り返し仕上げていきます。ボディヒンツの商品ができるまで

思い通りにサンプルが上がって来た時は本当に嬉しく、何度も眺めてしまいます(笑)

モニター期間へ

仕上がった試作サンプルを使って、社内のメンバーを中心にモニターを実施しています。
各々のサイズのサンプルを着用していただき、着用感や洗濯後に型崩れが起きないかなど、いつもの生活の中で使用し、気になるところはないか確認します。何度か着用し、アンケートとして意見を集め商品の微調整を検討しています。

ボディヒンツの商品ができるまで

アイテムによって、期間の長さも変わりますがサニタリーショーツは時間がかかってしまいますし、夏に冬アイテムを試着繰り返すのは結構大変です。クーラー効かせて過ごしたりして工夫しながら進めます。

アイテムパターンの最終調整

モニター意見をもとに、パターン、縫製仕様を見直して修正していきます。
洗濯と着用していくと、素材にも変化が起こることも。素材は自然に体に馴染んてきたり、縮んでしまうこともありますが素材の特徴に合わせて、仕上げていきます。
個人的には少し着込んだ素材感がやわらくなるので、同じものばかり履いたり、着たりしてしまいます(笑)
インナーってそれでも着れてしまうのが嬉しいですよね。

いよいよ生産~販売へ

最終パターンが決定したら製品として登録を行います。
工場用のパターン作成、生地などを管理する調達部門を通して、いよいよ工場で販売商品として縫製されていきます。
ひとつひとつ丁寧に縫製され、しっかり検品をし、お客様へ販売をしています。

どこまでも丁寧なものづくりを・・・

私は、インナーにたずさわっていつの間にか20年以上になります。
タカギの良さはどこなんだろうと考える時、やはり1番に思うのはものづくりの丁寧さではないかと思っています。

1つのショーツやインナーが出来上がるまで様々な人が携わり、一緒に考え想いを巡らせる。
小さなアイテムの中に、優しさやこだわりを詰め込んでいく。
どのようなシーンで着用されるかまでも考えて作っていく。自社工場だから出来る、縫製へのこだわりも詰め込んで。

丁寧に考えられたここちよいアイテムをぜひお試し下さい。

商品デザイナーが選ぶ!イチオシ商品とは?

企画から仕様やデザインまで、こだわりをもってボディヒンツの商品は作られています。
どれも思い入れがありますが!とのことでしたが、その中でもおすすめのアイテムを教えていただきました。

ゆるショーツ

綿100% 1分丈 ゆるショーツ 日本製
「脚口のメロウ仕上げの部分は、めくりあがりにくいように何度もモニターを実施し加減を調節するのが大変だったのを覚えています。」

テンセルモダール

テンセル(TM)モダール×Micro繊維 スタンダードショーツ 日本製
「過去の人気デイリーショーツで、お客様からのリクエストから再販することになったショーツです。リニューアルするにあたり、今までなかったようなアンニュイなカラーを表現しました。一度履いたらやみつきになるショーツです!」

サラっとシルク×ふわっふわコットンガーゼ リバーシブル汗とりちゃんパッド 汗とりインナーベスト

胸の谷間の汗取りパッド汗とりインナーベスト
「ボディヒンツの新しい夏の汗とりアイテム。形もみんなで工夫し何度も試作しました。汗とりパッドはボディヒンツのキャラクターのひえとりちゃんになっています。夏の販売開始ということで汗のかかない時期にモニターを実施することになり、とても大変でした(笑)」

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