親子で生理を学ぼう!「HAPPPYプロジェクト」親子セミナーを開催しました

ハッピープロジェクト講義 日々のあれこれ:Daily

bodyhintsを運営するタカギは、サニタリーショーツメーカーの知見を生かしたCSR活動として、奈良県内の小中高校で生理教育を行う”HAPPPYプロジェクト”を実施しています。

先月9月14日、奈良県の男女共同参画推進講座として親子セミナーを開催しました。体験やワークを通して、生理について楽しく学んだ当日のレポートをお届けします。
講義内容や参加者のお声もご紹介しますので、ご家庭での生理教育のヒントになれば嬉しいです。

生理をポジティブに伝える”HAPPPYプロジェクト”

HAPPPY(ハッピー)プロジェクトは、生理の正しい知識と対処方法を紹介し、生理とポジティブに向き合えるようサポートする社会貢献活動です。
読んでお気づきかもしれませんが、HAPPPYの文字、「P」が1つ多いですね。3つのPは「Peaceful、Precious、Period」の頭文字で、「おだやかで大切な生理」を意味しています。

生理はブルーデーとも呼ばれ、否定的に捉えられがちですが、女性のカラダの大切な仕組みであり、約40年間付き合っていくもの。
だからこそ、生理を正しく理解し、対処法を学ぶことで、どんなときも社会で活躍できる。
また、性別に関係なく生理を理解することで、みんなで支え合える社会となるよう、このプロジェクトには性別も年代も様々な社員が参加しており、講義内容によって男子生徒向けや男女合同講義も実施しています。

講義開始!生理とは?ナプキンに水を吸わせてみよう!

ハッピープロジェクト講義

今回のセミナーは、小2〜6年生の親子15組にご参加いただきました。

最初に生理の仕組みや経血量、生理期間は生理用品を使用することをお話しし、次はナプキンの機能や使い方を学ぶ体験コーナーです。
ナプキンはどれだけ水を吸うか、水を吸ったらどうなるか、ご存じですか?
ナプキンとティッシュ、それぞれにスポイトで水を垂らして、吸水量や表面の変化、断面を比べます。
ナプキンは吸水した後、表面がさらっとするので快適に過ごせますが、吸水量には限界があり雑菌も繁殖するので、定期的に取り替える必要があります。
そこで、親子ペアで実際にショーツにナプキンを付け、外して、取り替え方を実践します。ご家庭のナプキン保管場所や、捨て方を伝えている親子もいらっしゃいました。

ナプキン種類
紙ナプキンだけでも昼用・夜用、羽根つき・羽なし‥と様々。
さらに布ナプキンや吸水ショーツ、タンポン、月経カップなど、聞いたことはあるけど見たことはないアイテムもあるのでは。
生理用品のバリエーションをご紹介すると、保護者の方から「初めて触った」「知らなかった!」のお声がたくさん。子どもたちも興味深々で、休憩時間には手に取ってたくさん質問してくれました。

まるばつクイズ

次にナプキンはどこで手に入れられるか、クイズ形式で学びます。
ナプキンを販売しているところ、無料でもらえるところを、コンビニ、病院、下着ショップなど項目ごとに親子で話し合って〇✕を選択します。
学校で急に生理になったときは、保健室にナプキンがあるので相談に行くように伝えたり、ナプキンがもらえる最新アプリのサービスもご紹介。※学校によって保管場所が異なる場合があります。

最後に、生理にかかるお金の話をします。
生理の貧困が問題視されているように、生理にはお金がかかります。
1回の生理にかかるお金はいくらか、一生で計算したら‥金額に会場からは驚きの声が。
生理はお金はかかるけれども、それ以上に女性のカラダにとって大切な仕組みです。
生理は一人ひとり違うから、一人で抱え込まないでまわりの大人に相談してほしい、とメッセージを伝えて講義は終了です。

当日の講義の様子が奈良テレビで放送されました!詳しくは【正しい知識を身につける 生理について親子で学ぶセミナー】

生理教育は、親子でカラダに向き合う大切な時間

女子の生理教育は、遅くても小3までに教えるのがよいとされています。

生理の話をしたいけれど、きっかけがない、気恥ずかしい、どう伝えたらよいか不安‥とハードルが高く感じてしまうかもしれません。参加された保護者の方から「自分の知識があっているか不安」というお声もありました。
生理について話すきっかけや伝え方は、専門家が監修しているサイトなどで紹介されているので、参考にしてみてくださいね。

また、「弟がいるので、家では生理についてゆっくり話せないから参加した」という方も。ナプキンの付け外しを丁寧に教えたり、なにかあったらお母さんに相談してね、とお声がけされている姿がとても印象的でした。

生理

親子で生理について気軽に話せる関係を築くことが、子どもの安心につながります。

各地で開催されている生理セミナーに参加することで、正しい知識を一緒に学び、親子で生理について話すきっかけと時間をつくることができます。
最初の一歩が踏み出せないときは、地域のコミュニティーの生理セミナーを調べて、ぜひ参加してみてください。

ジュニアサニタリー

 

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