新型コロナウイルス対策で、マスク着用と手洗いが欠かせない日が続いています。
その甲斐もあり感染者も減少し安心できている反面、肌が荒れてしまったというお悩みをよく聞くようになりました。
そこで今回は、『不織布マスクによる肌荒れ』と『消毒液による手荒れ』がどうして起きてしまうのか?またその対策についてお話したいと思います。
不織布マスクによる肌荒れ
花粉やウイルス対策で年中欠かせないサージカルマスク。
「不織布タイプ」のマスクはフィルター機能は優れていますが、チクチクした肌ざわりや硬さなどから、肌荒れの悩みを抱えている人も少なくありません。
不織布マスクによる肌荒れには大きく4つの原因が考えられます。その原因別に対策を行い肌への負担を軽減していきましょう。
(原因1)乾燥による肌荒れ
「どうせマスクをつけて蒸れるから…。」と朝のスキンケアに手を抜いていませんか?
不織布マスクは、吐いた息が水蒸気になりマスク内や顔に付着し、その水分が蒸発する際に肌の水分も一緒に奪われてしまうことで乾燥しやすくなります。マスクをつける前はもちろん化粧直しの際など、乾燥しないようしっかりと保湿を行いましょう。
(原因2)蒸れによる雑菌の繁殖
マスクの内側は、話すときや呼吸で口腔内の雑菌が排出され付着しています。また呼吸により湿度と温度が高くなることで雑菌が繁殖し、臭いが気になったり、口周りにニキビできたりと肌荒れが起こりやすくなります。
マスク内の衛生を保つため、午前・午後や通勤用・職場用などに分け、清潔なものと取り換えましょう。
最近は使い捨てマスクがなかなか手に入りづらい状況ですので、洗って繰り返し使える布マスクも取り入れてみてください。
また不織布マスクの内側にガーゼやシルクなどの柔らかい布を1枚挟み、それを取り換えても◎不織布の繊維が肌に直接触れないようにしたり蒸れを解消することで、かぶれを予防できます。
(原因3)摩擦によるバリア機能の低下
使い捨てマスクで使用されている不織布は繊維が硬いため、摩擦が起こりやすくなります。これによりバリア機能が低下し、様々な肌トラブルの原因になります。
マスクは、きちんと自分に合ったサイズを選びましょう。大きすぎたり、小さすぎて食い込んだりすると、必要以上に摩擦が起き肌を刺激してしまいます。
またマスクの紐がしっかりしていることもマスク選びでは重要なポイント。細かったり緩かったりすると、着用時にズレやすく摩擦の原因になります。太めの紐のものを選ぶと耳への食い込み防止にもなり、マスク全体のズレも軽減されるでしょう。
(原因4)材料や抗菌剤によるアレルギー
不織布マスクは紐を接着する樹脂や細菌を防ぐ抗菌剤が使用されているものがあります。これらの材料が合わずアレルギー反応が起きることがあります。
また肌荒れを防ぎたいならマスクの素材にもこだわりましょう。一般的に、不織布マスクよりも肌に優しい布マスクのほうが、肌荒れを起こしにくい傾向があります。
布マスクは、何度も洗って使用でき、常に清潔な状態で着用することも可能です。毎日の洗濯が手間に感じる方は、肌の調子が悪いときだけでも肌に優しい素材のマスクにするなど工夫してみてください。
無縫製 シルク ケアマスク
布マスクのなかにも「無縫製」「シルク」「敏感肌用」など、特に肌に優しく工夫され作られたものがあります。
肌が弱く荒れやすい人は、シルク素材のマスクがおすすめ♪
シルクには、紫外線(UV)カット効果・美肌効果etc…女性に嬉しいメリットがいっぱい◎日ごとに暑さが増すこの季節に、汗をしっかり吸水して肌の状態に合わせて保湿・放湿してくれるシルク素材は最適です。
こちらは、マスクフィルターを入れることができるスリットつきで外出時にも安心して使えます。
消毒液による手荒れが起きる原因は?
近頃はウイルス感染予防の観点から、アルコールによる手指の消毒が各所で推奨されています。
肌が弱い方やアルコール過敏の方にとっては、とても負担が大きいですよね。お店の方に説明するわずらわしさもあり、仕方なく消毒して手荒れを悪化させたり、お店に入ることをあきらめたりしていませんか?
では、一体どのようにしてアルコール消毒で手荒れが起きてしまうのでしょうか。
アルコール製剤は、消毒用エタノールをベースに製造されており、その消毒効果は高くウイルス対策に効果的です。
しかし、一方でアルコールが含まれる除菌用消毒液は、手の油分をさらってしまい皮脂膜を破壊し角質層の保湿成分が洗い流され、手が荒れてしまいます。
また皮膚表面にバリアをつくり病原菌の侵入を防いでいる常在菌を除去し、かえって病原菌を増殖させることにも繋がります。手荒れが起こると、雑菌も繁殖しやすくなるので手荒れも含めて予防することが大切です。
アルコール消毒による手荒れを防ぐ対策を3つご紹介します。
(対策1)こまめに保湿剤・ハンドクリームをつける
アルコール消毒は保湿剤が入ったジェルタイプのものを選んだり、アルコールによって失われた油分をハンドクリームで補うことが大切です。
できれば手の乾燥が気になる前に、手洗い後に必ず保湿しておくことで肌のバリア機能低下を防ぎ手荒れを予防することができます。
またあかぎれになりかけている人は、ビタミンEの入ったクリームをつけ、シルクなど保湿効果がある手袋をして眠ると手荒れが改善されます。
(対策2)食器洗いなどの水仕事は手袋をする
熱いお湯は肌の保湿成分を流してしまいます。水仕事をするときは、水かぬるま湯で行いましょう。
またゴム手袋をして手を保護することも大切。洗濯物をたたむときも布に手の油分が奪われがちですので、ケア手袋をして作業するようにしましょう。
(対策3)手洗いや消毒の頻度を減らす
私も度重なる消毒で、指に小さな水泡がたくさんでき悩んでいましたが、こちらの対策がとても効果的でした。
ドアやエレベーターのボタンなど共用のモノに触れる度、神経質に手洗いや消毒をしていましたがそれをやめました。ケア手袋をつけるようにしたことで、ぐっと消毒の回数を減らすことができたのです。
無縫製 シルク ケア手袋
シルク素材の手袋は保湿効果もあり、肌触りがすべすべでとっても気持ちいいのでお気に入りです。
もともと、敏感肌さんのナイトケア用に作られたこちらの商品。紫外線(UV)カット効果や汗をしっかり吸水してくれるなど、お出かけにも大活躍でした♪
肌が弱く手荒れにお困りの方は、ぜひお試しください。
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