日々の暮らしにやさしい下着『ボディヒンツ』の運営元である、株式会社タカギは今年で90周年!
先日のコラム「ホクホク!サニタリーショーツ誕生秘話」にも登場した、タカギ副社長の髙木 麻衣さんに、今の想いを存分に語っていただきました!
タカギの原点やこだわり、これからの試みなどなど…ぜひ最後までお付き合いよろしくお願いします(^^)
株式会社タカギは2020年5月に「創業90周年」を迎えました
これから創業100年に向かっていく為には、何をしなければいけないのかを考えている中、私が最も尊敬する経営者の方から、「タカギの歴史を学びなさい」というお言葉を頂戴しました。
タカギが歩んできた90年の歴史を知り、長年培ってきた技術や経験を活かし、未来へつなげていく。“温故知新”のこころが、当社を創業100年へと導いてくれるのだと認識しました。
タカギは、サニタリーショーツのパイオニアとして、今でも国内流通量のトップクラスシェアを誇っています。
しかし、創業した1930年は、紙ナプキンさえも世になかった時代です。
創業当時は、レディースインナーウェアの縫製・輸出業を行っていましたが、1960年代にアンネナプキンという紙ナプキンが国内で発売された事をきっかけに、創業者の妻であり、二代目社長の髙木アヤメが、女性目線で「はき心地の好い、ホンモノのサニタリーショーツを届けよう」と開発を始めました。
「ホンモノの心地好さ」。そこに欠かせなかったのは生地の新規開発です。
様々な生地の開発を行い、その当時では画期的であった「ベア天竺」という生地を作り、その生地にマッチした商品デザイン・パターンを考え抜いたサニタリーショーツが完成しました。このベア天竺サニタリーショーツは、「はき心地が好い」と話題になり、全国の量販店から依頼を受け、生産・納品していきました。
その功績により、髙木アヤメは『婦人肌着業界 三大女傑』の1人と称されていたそうです。
余談ですが、当時、5~6歳だった私にとっての祖母は、そんなすごい人ではなく、豪快で声が大きくて、女性らしくない。そして大人げなく、5歳相手に同じ目線でケンカをするおばあちゃんでした。すごい人だと知ったのは、この業界に入り、お取引先様含め色んな方から、祖母の逸話を教えて頂いてからです。
現在、生地開発やパターン・デザインの開発を得意としてきたタカギの商品構成は、サニタリーを中心としたショーツはもちろんですが、bodyhints(ボディヒンツ)やAROMATIQUE(アロマティック)など、自社のプライベートブランドの立ち上げにより、トップスインナーを中心とした展開の比率も大きくなっています。
やさしい素材と締め付つけないパターンは、当社商品の共通コンセプトで、それぞれ異なるテイストですが、多くのお客様にご支持を頂いております。
私自身も、毎日自社アイテムを身に着け愛用しています。(当然なのですが。笑)
また、それぞれのブランドは、“心地好いもの・こと”をご提供できるよう、新しい生地や商品を開発するだけでなく、そのコンセプトに沿ったインナー以外の商品も展開するようになりました。
さらに、“心地好いこと”については、企業のCSR活動としても実施しています。
近年、紙ナプキンの進化と共に、サニタリーショーツの需要は減りつつあります。
サニタリーショーツの存在自体を知らない方が多く、月経が始まったころから当たり前に使用してきた私には驚きで、「サニタリーショーツの良さを知ってもらいたい」という願いはあります。
ただ、その前に1人の女性として、小中高生を中心に月経について正しい知識を身につけ、しっかりと向き合ってもらいたいと考え、2年前より【HAPPPYプロジェクト】を立ち上げました。
昔も今も変わらず、女性には必ず月経がおとずれ、40年近く付き合いをしていかなければいけません。
よく耳にするブルーディズ(ブルーな7日間)。月経をそんなネガティブに考えるのではなく、大切な期間であるとポジティブに考えてほしいと願い、学校教育の一環として啓蒙活動をさせて頂いています。
※HAPPPYプロジェクト=Peaceful(平和的),Precious(貴重),and Preiod(月経)
今はまだ、地域の小学校で行っている取り組みに過ぎませんが、今後、活動範囲を広げていきたいです。
タカギの歴史を振り返ると、一貫して心地好い商品を追求し続けてきました。そのDNAを受け継ぎ、ホンモノの心地好いを追求し続けていきます。
また、“もの”だけでなく、心地好い“こと(環境)”も多くの方にご提供できる、そんな会社創りを、創業100年を通過点とし、150年、200年と継続させていきます。(了)
タカギ全社員が集まる「8〇会」
2018年から創業月の5月に、パートさんも含めタカギ全社員が集まる「8〇会(はちまるかい)」を開催しています。
3回目の今年は、90周年ということで盛大に行われる予定でしたが、こんなご時世なので、、リモート開催となりました。
※由来にある「80番手糸」を使った「ガーゼ袋編み生地」誕生秘話もぜひご覧ください☆
ステキな記念品もいただきました!珪藻土コースターです。
2ついただいたので、1つは溶けやすい無添加石鹸置きにしようと思います(^^)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
いつも愛用している下着肌着は、こんな想いでつくり続けられているんだなぁ~ということが少しでも伝われば幸いです(^^)
これからも、タカギ(ボディヒンツ)は日々邁進していきますので、永~~~いお付き合い、何卒よろしくお願いいたします_(._.)_
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