こんにちは。
ボディヒンツスタッフえぬです( ˘ ω ˘ )n
タイトルにある「人間は自然の一部」というのは、自然治癒力を引き出す医療で知られる
「東洋医学(Traditional Asian Medicine)」の考え方。
私がとても惹かれた考え方のひとつです・・・!
東洋医学は、科学的に全てを証明されていない部分もあり、マニアックで、あやしい!信用しきれない!なんて思う方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、実はすでに今、健康に役立つ東洋医学の考え方は、私たちの身近にもたくさんあります。
長い長い歴史と、豊富な経験から培われた東洋医学。。。
これまで、少しずつ体系化され、医療として多くの人の助けになってきました。
その事実は、「人間は自然の一部である」と考え生きることが、
私たちの健康やハッピーな暮らしにつながる証拠であると言えるのではないでしょうか。
東洋医学って簡単にいうと?
東洋医学は、中国で発達した医学です。「経験的な医学」なんていわれたりもします。
日本では一般的に、中国伝統医学から発展した、日本独自の医学のことを、東洋医学と呼びます。
漢方薬や鍼灸治療、按摩などの手法で、身体の内部に働きかけ、自然治癒を引き出す医療のことです。
東洋医学では、季節や生活環境、ストレスなどに対して、自身の治癒力でバランスが取れている状態を健康と考え、そのバランスが崩れた状態を「未病(みびょう)」といいます。
未病とは、発病には至らないものの健康な状態から離れつつある状態のこと。
体の状態を診て、今の状態に合った最良の治療法を選択し、もともと自身で取れていたバランスを、自分の力で取り戻せるよう、体内に働きかける治療をします。
予防医療や疾病治療、難病治療にも効果的といわれており、今では、
「未病(みびょう)」を超えた「病」の治療でも、東洋医学は効果を発揮するとのことです。
「漢方」と「漢方薬」はちがうって知っていましたか?
漢方とは、主に、古代中国から伝わった、鍼灸や養生、薬膳、気功などの中国伝統医学のことをいいます。
中国伝統医学は、奈良時代に日本に伝わりました。
その後、江戸時代にオランダからきた西洋医学を「蘭方」と呼ぶようになり、
それまで発展してきた中国伝統医学を「漢方」と呼び、区別するようになったそうです。
漢方薬とは、その漢方医学の理論に基づいて処方される医薬品のこと。
よく薬を「漢方」と省略して呼ぶことがありますが、正式名称は「漢方薬」です。
漢方薬は「生薬(しょうやく)」といわれる原料でつくられています。
生薬とは、自然界にある植物、鉱物、動物などの、薬効があるとされる部分を切りとったり、乾燥させたり、蒸したりしたもの。
代表的な漢方薬を例にあげると、風邪によく効く「葛根湯(かっこんとう)」などがあります。
葛根湯は、麻黄(まおう)、葛根、生姜(しょうきょう)、桂皮(けいひ)、芍薬(しゃくやく)、甘草(かんぞう)、大棗(たいそう)の7種類の生薬が混ざってできています。
解熱や鎮痛効果があることで知られている漢方薬です。
漢方治療で使われる考え方がおもしろい
漢方は、「心身のバランスをとり健康を保つ」ことを目的とします。
心身のバランスを保つために使われる考え方を3つご説明します。
考え方①陰陽論
陰陽論とは、中国の古代哲学で生まれた理論で、
「自然界のすべての物質は相反している。」という考え方。
宇宙に存在するあらゆる物・事象を「陰」と「陽」の対立する2つに分類します。
〈分類の例〉
【陰】月 夜 暗 寒 女 虚 裏 静
【陽】日 昼 明 熱 男 実 表 動
この相対するふたつが、お互いに過不足を補い合い、バランスを取って存在していると考えます。
勾玉の陰陽のイラストは、見たことのある方が多いのではないかと思いますが、この図が陰陽論の特徴を表しています。
一般的には「陰陽太極図(いんようたいきょくず)」と呼ばれていますが、中国では、魚の形に見えることから「陰陽魚」と呼ぶそうです。
陰陽論の特徴4つまとめ
陰があるから陽がある、陽があれば陰がある。お互いが存在することでお互いが成り立つ。「陰陽互根(いんようごこん)」
陰と陽は、互いにバランスをとるため、けん制しあう。「陰陽制約(いんようせいやく)」
陰と陽は、どちらかのエネルギーが強まると、どちらかが弱まる。「陰陽消長(いんようしょうちょう)」
陰か陽、どちらかのエネルギーが高まり極まると、次の瞬間にもう一方に転化する。「陰陽転化(いんようてんか)」
考え方②五行説
宇宙万物は「木火土金水(もく・か・ど・こん・すい)」の5つに分類され、お互いに影響しあいながら変化し、循環しているという考え方です。
古代中国に端を発する自然哲学の思想で、内臓は五臓、味は五味、色は五色など、5つに分類されているのも、五行説に基づいているといわれています。
五行では、お互いに影響し合い隣りあった関係を「五行相性(ごぎょうそうせい)」といい、向き合った関係を「五行相剋(ごぎょうそうこく)」といいます。
また同じもの同士の関係を「比和(ひわ)」といい、いずれの場合も、これらの関係によってバランスをとっています。
相生(そうせい)・・・相手を生かす
相克(そうこく)・・・相手の力を抑制する
考え方③気血水
東洋医学の最も基本となる生理学で、病の症状の原因を知るためには欠かせない重要な概念です。
人間の体を構成する要素を「気」「血」「水」の3つに分ける考え方をいいます。
気・・・全身を隈なくめぐる目には見えない生命エネルギー
血・・・全身に酸素や栄養、潤い、熱、エネルギーを運ぶ栄養分
水・・・血以外の体液
水は「津液(しんえき)」とも呼ばれます。
津は、体の表部をめぐるサラサラとした水。液は、深層部をめぐる水のこと。
津液は、からだの火照りを沈め、皮膚や口、鼻などの粘膜を潤し、涙や鼻水となって異物を外へ排出し、汗となって余分な熱や老廃物を排出します。
さらに、津液は、気や血の機能も支えています。
上記3つのどれかが足りなかったり、多すぎたり、また、滞ると病気になると考えられています。
足りない状態を「虚」。多すぎる状態を「実」といいます。
例:気が足りなくて、やる気がでない。・・・気虚(ききょ)
まとめ
文字にすると漢字が多くて、奥が深い東洋医学。
学ぶと楽しく、以外と身近なことも分かってきました。
今では私の健康にとって欠かせない存在となりつつあります。
ですが、自然治癒力を引き出してくれる医療があるとはいえ、自分の体のことを疎かにしたり、セルフケアを忘れてはいけませんよね。
何か新しく行動するのがむずかしくても、今ある日々の生活に寄り添うアイテムを使うなど、自分にあったケア方法で、より長く継続することが大切です。
ボディヒンツのアイテムが、みなさんの健やかな毎日をサポートし、未病や病の予防に役立つことを願っています!!!
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