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今月のおすすめ

高木麻衣さんの言葉

日々の暮らしにやさしくなれる「ヒント」を求めて。
お肌にやさしいボディヒンツアイテムを愛用する人々との座談会を、毎月記録していく本ページ。

04.髙木麻衣さん|身に纏うだけで自分自身が大切にされていると感じる、丁寧なものづくり


今回のゲストは、ボディヒンツを運営する株式会社タカギの社長 髙木麻衣さん。

〈プロフィール〉
株式会社タカギ4代目社長。自社ブランド「AROMATIQUE」「ayame」のブランドプロデューサー。
商社勤務を経て2014年に入社。2022年1月から代表取締役社長に就任。
プライベートは三姉妹(9歳/7歳/3歳)の母。育児と仕事に奮闘中。

高木麻衣さん

本物の“心地好い(ここちよい)”を追究する株式会社タカギは2024年5月で創業94年を迎えます。

世の中が目まぐるしい速さで移り変わるこの時代。
約100年前の創業当時とは、”ほしいもの”に対する意識も大きく変化しました。
今を生きるわたしたちにとって、タカギの強みとは。

『タカギの強みをあらためて考えてみると、、
いつも大切にしてる“温故知新”の言葉のとおり、受け継がれてきた歴史なんだと思います。

『タカギは昔からずっと、”素材”にこだわりを持っていて。
たくさんの生地を研究・開発してきた歴史は、タカギにしかないもの。
生地の特性によって、作るアイテムを決めていたり。
そうやって、一つひとつの商品をこだわって作っているから、
買ってくださった方のリピートが多いんだと思う。
1回でも手に取っていただけたら、”良さ”を必ずわかってもらえる。

麻衣さんの言葉を聞いていると、ものづくりに長く携わってこられたタカギのお一人お一人の顔が浮かんできました。
タカギの商品をこよなく愛する、麻衣さんの愛用品は?

『定番中の定番で申し訳ないんだけど・・やっぱり”超立体ショーツ”!』

「超立体ショーツ」は、ボディヒンツの商品の中でも、大人気のロングセラーショーツ。

超立体ショーツ
人気のひみつは、立体構造のパターンにあります。
お尻に食い込まない!と評判の「超立体ショーツ」は、カラー・丈・素材など種類も豊富。
ハマると手放せなくなる、ボディヒンツの看板アイテムです。
麻衣さんのおすすめアイテム2つ目は・・後半でご紹介します!

インタビュー

どのような経緯で自社ブランド「AROMATIQUE」のブランドプロデューサーになられたんですか?

『大学卒業後、ホテル勤務を経て、ファッション関連の商社に勤めていました。
元々は家業を継ぐ気は全くなかったのですが、母が病気を患いました。
母の最期を一緒に過ごしたい、と思って、商社を退社しました。
その後、タカギに入社し、AROMATIQUEのローンチのタイミングだったので、前職のブランディングの経験を生かして、ブランドプロデューサーを担うことになりました。』

それが始まりだったんですね。昔のタカギってどんな感じだったんですか?

『わたしが役員になった当時は、祖母であり、2代目社長の”髙木アヤメ”さんの認知度が高くて、
お取り引き先の方々の間でも【タカギ=髙木アヤメさん】というイメージが強かったんです。』

わたしも入社当初、社内外の方から、アヤメさんという凄い方がいらっしゃったという話を沢山お聞きしました!

あやめさんとかぞうさん

『そうなの。でも、もうアヤメさんを知っている人も、当時活躍されていた方たちも少なくなってきたからね。』

皆さんが親しげにアヤメさんのお話をされるので、それはそれは素晴らしい方だったんだなあと。今でも会ってみたいと思っています。

『わたしが入社したときは、父が3代目社長でした。アヤメさんの存在が大きいからこそ、父に色々と思うこともありました(笑)
だからこそ、女性であるわたしが役員になったことの意義とか、わたしにできることってなんだろうっていうのを、ずっと考えてたな。』

前社長は、素材の研究まっしぐらで、不器用だけどみんなに愛される素敵な方でしたね。

『前社長の父もそうだけど、昔ほどではなくても、今もまだ”男性”経営者のイメージが強いじゃないですか。
”女性”経営者となって、わたしに何かできるかを考えて、
自分自身の妊娠出産や、前職時代に女性軽視発言で嫌な思いをした経験もあったから、
”女性が働きやすい職場”を作りたいって思うようになり、まずは、フレックス制度やテレワークを導入しました。』

女性軽視発言・・・どんなのがあったんですか・・・?

『大きいお金が動く仕事では「お金のことは男がやる」とか、「女はニコニコ酒ついどいたらいいねん。」とか(笑)
今だったら考えられないよね。でもそんなことがよくあった。当時はなにも言えなくて・・。
アヤメさんの時代は、もっと女性差別があったと思う。』

ビジネスの場で女性が軽視されていた時代にバリバリ働いていたアヤメさんって、ほんとにかっこいいですね。

『子どもの頃のわたしにとっては、厳しいおばあちゃんだったけどね。
3歳のときに、おじいちゃん(初代社長の髙木嘉蔵さん)が亡くなったんだけど、わたしはショックで1ヶ月くらい喋らなかったらしくって。
そんななか突然喋った言葉が、「おじいちゃん、ずっとそこに座ってる。」まだ小さかったから、亡くなったおじいちゃんが見えてたのかな。
そうしたら、アヤメさんが「帰り!!」って!なんで急にそんなこと言うの?って母がお迎え来て、ほんとに帰らされた(笑)』

アヤメさんも怖かったり、いろんな気持ちになったんでしょうね(笑)

こうやって語り継がれて、アヤメさんのお話を聞けることが、あらためて貴重に感じる瞬間でした。

糸 生地

タカギの皆さんが、アヤメさんやタカギの歴史を知っているのは、2018年から毎年、全社集会【8〇会(はちまるかい)】を開催しているから。

これまで、各地にいるタカギ社員が集まる機会がなく、会社や歴史を知るために勉強会をしようとスタートしたのが8〇会。
タカギの歴史を学ぶために、アヤメさんの右腕だった方たちにお話をお聞きしました。

『過去を知って、今が分かって、未来につながるから。歴史を知ることで、自分の仕事に自信と誇りを持ってほしくて。』

8〇会は今でも毎年開催されていると思うと、本当に感慨深いですね。

社長であり、母・子・孫、そして一人の女性として、
様々な視点で話をされる麻衣さん。
女性の社会での活躍を願って、邁進される姿に
同じ女性として逞しさを感じる貴重なインタビューでした。

エンド

『タカギは、ものづくりにこだわっているから、
生地・パターンがよい、長く使える・・とかボディヒンツの良いところは、
つまりタカギの良いところ。でもそれは、ほかの自社ブランドも同じ。
だから、それぞれの自社ブランドの差別化が難しくて。

でも、最近、AROMATIQUEとbodyhintsを愛用されているお客さまが、
「同じ会社だと思わずに着用してました!」とお声をくださって。

タカギのプライベートブランドとして同じこだわりを持っていても、
それぞれのブランドの特色が伝わっているんだって実感できて、とっても嬉しかった!
こうして、自社ブランドの幅がタカギの力になればよいなと思います。
いつか、「お気に入りのあれもこれも・・全部、タカギのインナーだった!」 ってなったらいいな。』


▼麻衣さんのおすすめアイテム二つ目
綿100%エアリーガーゼ カシュクールソフトブラ
綿100% ソフトブラ カップ付 カシュクール

『杢グレーは明るい色のシャツでも透けにくいから、普段使いしやすい!
休みの日はカラダを締め付けたくないから、楽な着心地のこちらがお気に入り。

出産前後は、肌がいつもより敏感になるし、
出産前はつわりでしんどいから、アンダーの締め付けが強いときつく感じて。
このソフトブラは肌ざわりも気持ち良いし、本当にハードユース。

授乳のときにも使っていました。
天然繊維100%だから、伸縮性はあまりないので、少しひっぱりづらかったけど、ほかのブランドの授乳用ブラは化繊だったり専用のデザインが多いので、
「授乳するだけ!」みたいに感じてしまうのが嫌で。

丁寧なものづくりのものを身につけるだけで、
自分自身のことも大切にされている気がして、すごくよかったな。』


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【ボディヒンツのほかにも、自社ブランドを展開しています!】

ayame
ayame(アヤメ)

2021年、3月8日の国際女性デーにブランドデビュー。
「快適をまとって、わたしは進む。」をブランドコンセプトに、
365日、快適に過ごせるインナーウェア、ココロもカラダも健やかに過ごすための情報発信、
つながりをつくる場所の創出の3軸から、女性の社会での活躍を応援しています。
ブランド名の由来は、タカギ2代目社長の髙木アヤメさん。
吸水パッドを取り外せる吸水サニタリーショーツをはじめ、シルク素材のブラ、デイリーショーツなど、カラダに優しいインナーウェアを幅広く展開。

「分離型」吸水サニタリーショーツ https://www.ayame-japan.jp/

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AROMATIQUE
AROMATIQUE(アロマティック)

上質を知る大人のためのプレミアムインナーウェアブランド。
世界各地から最高品質の素材を選定し、生地の編み立てから縫製までの工程を自社管理で行うメイド・イン・ジャパンのインナーウェアは、極上の着心地。
フランスの老舗メーカー”ソフィアレット社”のレースや、イタリアで100年以上の歴史を持つ”オンゲッタ”のシルクなど、厳選された最高級の素材を用い、ファッショナブルなデザイン性とやみつきになるフィット感を実現。
手放すことができないプレミアムなインナーを纏って、いつもの日常に上質と喜びを。
2024年6月5日(水)より、アクティブライフスタイルウェアの「DANSKIN (ダンスキン)」とのコラボコレクション第二弾を発売します。

https://aromatique-japan.jp/


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自分がいなくなった未来にも

のこしたい たくしたい

そう思える「今」があること。


記憶が人を生かしつづける。

歴史が未来をつくりだす。


強い思いが、時代を超えて、


今が、歴史になっていく。


心地好さって、なんだろう?
わたしらしさって、なんだろう?
どこまでも進化しつづける
“本物”を追い求めて。


取材/文章/撮影:ボディヒンツstaff えぬ


タカギの歴史▶https://takagi-innerwear.jp/company
TAKAGI


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